構築手順:クライアント
クライアント端末の準備
サーバーとライセンス情報を共有することが可能なようにするため、実際に製品を利用するクライアント端末の準備を行います。
クライアント端末のシステム要件
クライアント端末には製品も同時にインストールするため、下記に加えて製品のシステム要件を満たしている必要があります。製品のシステム要件については、弊社WEBサイトの製品ページをご参照ください。
- Microsoft Windows 10(64bit) or 11
- 組織内のイントラネットに接続されたネットワークインターフェース
クライアント端末のセットアップ
Scideamのインストール
クライアント端末にScideamをインストールします。SELサポートセンター(https://console.smartenergy-support.com/login)にログインし、Scideamをダウンロードしてください。
Scideamはバージョン1.0.4以降で、フローティングライセンスに対応しており、それ以前のバージョンでは利用することができません。
ダウンロードした「Scideam-x.x.x.msi」を実行し、Scideamをインストールしてください。
CodeMeterランタイムのインストール
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ダウンロードした「CodeMeterRuntime.exe」を実行します(ランタイムのダウンロード方法は『CodeMeterランタイムのダウンロード』を参照してください)。
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インストーラーが起動します。「次へ」をクリックしてください。
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使用許諾契約書に同意し「次へ」をクリックしてください。
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適当なユーザー名と組織名を入力し、「このコンピューターのすべてのユーザーを対象にインストール」を選択して、「次へ」をクリックしてください。
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インストールする機能はデフォルトのまま、「次へ」をクリックしてください。
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「インストール」をクリックしてください。
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インストールが完了したら、「完了」をクリックしてください。
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インストール後、タスクトレイに「コードメーター コントロール センター」が常駐するようになります。このサービスは今後Windowsを起動するたびに自動的に起動されるようになります。
WebAdminの設定
クライアント端末がサーバーに接続するために必要な設定を「WebAdmin」で行います。
「WebAdmin」は、CodeMeterランタイムをインストール後、ブラウザで表示することが可能になり、主に次の2通りの手順で呼び出すことができます。
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タスクトレイのアイコンから「コードメータ コントロール センター」を呼び出し、ウィンドウ右下に表示されているボタンをクリックする
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ブラウザを起動し、以下のURLを入力する
http://localhost:22352
「WebAdmin」のページを表示したら、以下の手順でサーバーへのアクセスを許可する設定を行ってください。
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「設定」→「基本」→「サーバー検索リスト」を選択します
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「新しいサーバーの追加」をクリックします
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サーバーのIPアドレスを入力し、追加/適用します
サーバーのIPアドレスが、固定となるようなネットワーク構成にしてください。IPアドレスが動的に変化する場合、DNSなどが必要になる場合があります。
ショートカットの作成
Scideamをインストールすると、自動的にデスクトップにショートカットが作成されます。このショートカットからアプリを実行した場合、SELサポートセンターで管理されているライセンス情報を読み込み、フローティングライセンスの情報は反映されません。
SELサポートセンターで管理されているライセンスで製品を利用する予定がない場合、これらのショートカットは削除しても問題ありません。
Scideamはインストールした際、インストールディレクトリ内にフローティングライセンスに対応した実行ファイルを同時に配置しています。そのため、以下の手順でショートカットを作成することで、フローティングライセンスに対応した実行ファイルを呼び出すことが可能になります。
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下記のいずれかの方法で、Scideamのインストールディレクトリに移動します
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自動的に作成されたショートカットのコンテキストメニューから「ファイルの場所を開く」を選択
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下記ディレクトリをエクスプローラーに入力
C:\Program Files\Scideam
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インストールディレクトリ内にある以下のファイルを右クリックし、コンテキストメニューの「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を実行します
SmartEnergyLaboratory.Scideam.Floating.exe
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同様に以下のファイルを右クリックして、コンテキストメニューの「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を実行します(Scaleフォルダ内に保存されています)
Scale\Scale.Floating.exe
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デスクトップに作成されたショートカットに適当な名称を付けてください
(本手順書ではScideamとSCALEをそれぞれ、
Scideam Floating
、SCALE Floating
と編集しています) -
Scideamのオプション有無を選択するショートカットを作成します
先ほどの手順で作成したショートカットをコピー&ペーストで複製します。
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複製したショートカットを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を表示します
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「リンク先」の欄を以下のように編集し、「OK」ボタンを押下します
"C:\Program Files\Scideam\SmartEnergyLaboratory.Scideam.Floating.exe" --floating --options 1
Scideam実行時に、引数として
--options
を指定し、そのあとに有効にするオプションの番号を指定します。 -
ショートカットの名称を適当な名前に変更します
(本手順書では
Scideam Floating - Digital Palette
としています) -
編集したショートカットでScideamを実行し、ウィンドウ右上の情報メニューでDigital Paletteが有効になっていることを確認します
「License Status」の項目にはFloatingと表示されます。また、「Support Expire Date」には有効な日付は表示されない仕様となっています。
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手順5.~7.を繰り返し、同様なショートカットを作成し、リンク先を以下のように編集します
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SL Paletteを有効にするショートカット(自動的にDigital Paletteも有効になります)
"C:\Program Files\Scideam\SmartEnergyLaboratory.Scideam.Floating.exe" --floating --options 1 2
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Power Paletteを有効にするショートカット
"C:\Program Files\Scideam\SmartEnergyLaboratory.Scideam.Floating.exe" --floating --options 4
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全てのオプションを有効にするショートカット
"C:\Program Files\Scideam\SmartEnergyLaboratory.Scideam.Floating.exe" --floating --options 1 2 4
購入したライセンスに応じて必要な分を適宜作成してください。
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SCALEのオプション有無を選択するショートカットを作成します
手順4.で作成したショートカットをコピー&ペーストで複製します。
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複製したショートカットを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティ」を表示します
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「リンク先」の欄を以下のように編集し、「OK」ボタンを押下します
"C:\Program Files\Scideam\Scale\Scale.Floating.exe" --option 4
SCALE実行時に、引数として
--option
を指定し、そのあとに有効にするオプションの番号を指定します。 (SCALEで指定可能なオプション番号は4のみです) -
編集したショートカットでSCALEを実行し、HelpメニューからPower Optionが有効になっていることを確認します
(引数に
--option
を指定していないショートカットから実行した場合、Power Optionは無効になった状態で起動します)
SL Paletteのインストール
オプションのSL Paletteを購入している場合、SimulinkにSL Paletteのブロックライブラリをインストールする作業が必要になります。 SL Paletteをフローティングライセンスの環境で利用するためには、これに対応した専用のSL Paletteをインストールしなければなりません。
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SL PaletteのブロックライブラリをインストールするMATLABを管理者権限で実行します。
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Scideamのインストールフォルダーに保存されている、SLPaletteフォルダーのパスをMATLABのカレントディレクトリに指定します。下図のようにフォルダブラウザーで指定するか、コマンドウィンドウから
cd
コマンドでパスを指定してください。
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SLPaletteフォルダーをカレントディレクトリに指定後、現在のフォルダー内容が下図のように表示されることを確認してください。
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カレントディレクトリにある
InstallFloating.p
ファイルを実行してください。実行するためには、コマンドウィンドウでInstallFloating
コマンドを実行するか、下図のようにInstallFloating.p
ファイルのコンテキストメニューから実行 F9
を選択してください。
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SimulinkにSL Paletteのブロックライブラリーが自動的に追加され、インストール成功のメッセージが表示されます。
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下図のように「Simulink ライブラリ ブラウザー」で、「Scideam SL Palette」が追加されていることが確認されたらインストール完了です。
SL Paletteのアンインストール
フローティングライセンス対応版のSL Paletteをアンインストールする場合は、インストールする時とほとんど同じ手順になります。
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SL PaletteのブロックライブラリをインストールするMATLABを管理者権限で実行します。
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Scideamのインストールフォルダーに保存されている、SLPaletteフォルダーのパスをMATLABのカレントディレクトリに指定します。下図のようにフォルダブラウザーで指定するか、コマンドウィンドウから
cd
コマンドでパスを指定してください。
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SLPaletteフォルダーをカレントディレクトリに指定後、現在のフォルダー内容が下図のように表示されることを確認してください。
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カレントディレクトリにある
UninstallFloating.p
ファイルを実行してください。実行するためには、コマンドウィンドウでInstallFloating
コマンドを実行するか、下図のようにUninstallFloating.p
ファイルのコンテキストメニューから実行 F9
を選択してください。
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「Simulink ライブラリ ブラウザー」で、「Scideam SL Palette」が削除されていることが確認されたらアンインストール完了です。
フローティングライセンスシステムの動作確認
本手順書で構築したフローティングライセンスシステムの動作確認を行います。
Scideamの起動(SCALEの起動)
フローティングライセンスに対応した実行ファイルをリンク先に指定したショートカットをクリックし、製品を起動します。