コンテンツにスキップ

SLCスクリプトファイルの編集

SLCスクリプトファイルはスクリプトエディターで編集します。
スクリプトエディターはSLCスクリプトファイルを開くと起動します。

スクリプトエディターの画面説明

スクリプトの新規作成時に自動でスクリプトファイル名、作成日時、作成者がコメントとして記入されます。

スクリプト言語はシンタックスハイライトが働きます。

スクリプト言語については、協調シミュレーション用の関数スクリプト言語文法を参照してください。

fig


スクリプトエディターの機能

スクリプトエディターの機能については、スクリプトファイルの編集 を参照してください。


協調シミュレーション用の関数

Simulinkと協調シミュレーションを行うために次の関数が用意されております。

なお、SLsync()関数はファイル作成時にデフォルトで記載されております。

関数 内容
SLexport(n,value) SCIDEAMブロックのn番目の出力ポートに対し、valueを設定する関数。
nは1から始まる整数、valueは任意の変数。
SLsync() SCIDEAMブロックとの同期をとる関数
SLimport(n) SCIDEAMブロックのn番目の入力ポート値を返す関数。
nは1から始まる整数。

関数の記載制約

SLCスクリプトファイルに記載する関数には記載の制約があります。
制約に従ってスクリプトを記載するようにしてください。

  1. SLsync()関数は必ず記載してください。
  2. プログラムを実装する際には、SLexport()SLsync()SLimport()の順に関数を呼び出してください。
スクリプト例
// サイディームの回路モデル内のL1の電流とR1の電圧を取得
IL1 = output("L1", "I", "AVE");
Vout = output("R1", "V", "AVE");

// simulink上のSCIDEAMブロックの出力にサイディームのシミュレーション結果をセット
SLexport(1, IL1);
SLexport(2, Vout);

// simulink
// Do NOT remove this SLsync() function.
SLsync();

D = SLimport(1);

setparam("Q1", "T0", D);