回路構成に関するエラー

回路構成上の問題がある場合に発生するエラーです。

No Sourceエラー

[TOPOLOGY_NS]

Failure

電源またはLC素子が存在しない場合に発生するエラーです。 回路のエネルギー源が存在しない回路では解析を行うことができません。 回路に電源またはLC素子を配置・接続してください。 なお、PRC素子等、プログラムのみの回路であれば、解析は可能です。

Illegal Connections LCエラー

[TOPOLOGY_ICLC]
LC素子が不正な接続となっている時に発生するエラーです。

キャパシタが原因となっているとき

電圧源とキャパシタの並列接続は計算上不正となりエラーとなることがあります。
このような接続を行いたいときは、キャパシタ[Capacitor]のスペック欄にて、ESRの有効化にチェックを入れて、 等価直列抵抗[ESR]を設定してください。

インダクタが原因となっているとき

電流源とインダクタの直列接続は計算上不正となりエラーとなることがあります。 このような接続を行いたいときは、インダクタ[Inductor]に明示的に大きな抵抗を並列に挿入してください。

接続線がうまく接続されていない

接続線がうまく接続されていないとき、エラーが起きる可能性があります。
接続されていない接続線は点線で表示されますので、シミュレーションの実行前に確認をしてください。
なお、接続されていない素子はすべてグランド端子に接続されていると見なされます。

トランスやオペアンプに対するLCの不正接続

トランスやオペアンプは理想素子であるため、キャパシタ、インダクタの接続の仕方、例えばトランスであれば両端に接続すると場合によっては不正接続となってしまうことがあります。回路特性に影響しないような抵抗をキャパシタには直列、インダクタには並列に追加してください。

ダイオードにLが直結されている

シミュレーション速度が極端に遅くなる場合は、直結したインダクタに対して並列に高抵抗を追加してください

Cの並列接続やLの直列接続や大量のCやLがある回路

キャパシタ, インダクタの数はシミュレーション速度に影響します。
キャパシタの並列回路、インダクタの直列回路は避けて、一つのキャパシタ、インダクタにまとめることでシミュレーション速度の向上につながります。
インダクタに関して離れた場所にあっても、インダクタの直列回路となっていることがありますので、回路を広く見ることで、エラーの解決につながります。

Info

エラーが解決しない場合には、お問い合わせフォームまでご連絡ください。 お問い合わせの際には、エラーメッセージの内容を記載していただけると、正確な回答をスムーズに行うことができます。