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PWMスイッチ[PWM Switch]

Location : Switch/PWM Switch

Shortcut : Shift+M

外形

PWM Switch

説明

PWM Switchはパルス発生器とスイッチを合成した素子です。 ソース(S)、ドレイン(D)の二端子があります。

PWM Switchは理想のスイッチとなっているため、寄生容量、ボディダイオードは含まれていません。
寄生容量CとボディダイオードDを含む回路を使用する場合は下図のような回路を作成してください。
PWM Switch8

PWM Switchの動作周期はメイン周波数またはFRD周波数で決定されます。

PWM Switchは各動作周期において、初期状態から始まり、状態変化時刻で設定された時刻でオン・オフの状態変化を生じます。
オン状態ではオン抵抗、オフ状態ではオフ抵抗となります。

PWM Switchのパラメーター設定画面は下図となります。
PWM Switch2

たとえば、下図のような、初期状態がOFF、時比率0.1でON、時比率0.5でOFFにしたいときは次のように設定します。

Example

発生させたいパルス PWM Switch9

設定方法
Transitionを下図の様に設定すると時比率0.1と時比率0.5で状態変化します。
初期状態をオフにするにはInitial StateOFFにします。
PWM Switch5

ModeがRatioの場合は、状態変化する時刻を動作周期で割った比率を入力し、ModeがTimeの場合は、時刻そのものを入力します。

Note

T0=T1だけでなくT1<T0にも設定できます。この場合、パルス幅は0で計算されます。

プログラマブル制御器から時比率を設定する方法

PRC:プログラマブル制御器内では、状態変化時刻にそれぞれ Tn(nは0から始まる整数)というパラメーターが割り振られます。

PWM_Switch6

たとえば、下図のようにスイッチを制御したい場合は次のようなコードを記載します。

Example

スイッチの制御
PWM_Switch7

D1 = 0.4;
D2 = 0.7;
D3 = 0.9;

setparam("Q1","T0",D1);
setparam("Q1","T1",D2);
setparam("Q1","T2",D3);

パラメーター

パラメーター 内容 単位 入力範囲
Symbol シンボル名 - -
Ron オン抵抗 Ω Ron > 0
Roff オフ抵抗 Ω Roff > 0
Initial State 初期状態 - -
Transition 状態変化時刻 s 0 ≦ Tn ≦ 1(Mode:Ratio)
0 ≦ Tn ≦ Tcycle(Mode:Time)
T0 < T1... < Tn
Mode モード - -

参考

メイン周波数
FRD周波数
パルス発生器/Pulse
サンプル回路:さまざまなPWMの設定方法
PRC:プログラマブル制御器