素子モデル概要
素子のモデルとそのパラメータの設定方法について説明します。
単位系
SCALEにおける数値パラメータは、時比率などの少数の例外を除いて数値とmやkなどの指数記号の組み合わせで表示され、単位はMKSA単位系の基本単位です。
数値入力時には、数値のみでも数値と指数記号の組み合わせでもどちらでも入力できます。
Example
インダクタンスの場合で、1.5mHを表す場合、表示時には1.5mと表示され、入力時には、小数表現 0.0015 または 指数表現 1.5e-3 のように数値のみでも、1.5mのように数値と指数記号の組み合わせでも入力できます。
指数表現の形式は、
(仮数部)e(符号)(指数部)
(仮数部)E(符号)(指数部)
0.0047 = 4.7e-3
95200 = 9.52e4
入力する場合、符号が正の場合は
+
を省略できますが、負の場合は必ず-
をつけください。また、使用できる指数記号は以下のとおりです。
単位 | 桁数 |
---|---|
p | 1.00e-12 |
n | 1.00e-09 |
u | 1.00e-06 |
m | 1.00e-03 |
k | 1.00e+03 |
M | 1.00e+06 |
G | 1.00e+09 |
T | 1.00e+12 |
Note
1.0e-6を表す指数記号は、μ
(マイクロ)ではなく英字のu
(ユー)です。
端子番号
端子についている番号は、カスタム化する場合に参照される端子番号です。詳しくはカスタム回路の説明を参照してください。