信号端子なしインバータドライバ[Driver-N]
Location : Motor Load/Driver-N
外形
説明
Info
モーターモデルは非線形素子です。
そのためメイン周波数をモーター回転速度より十分高く(100kHz程度)設定してTransient解析を用いて解析してください。
またモーターモデルを使用するにはMotor Option
が必要です。
Driver-N
は、三相モーターを制御するインバータの設計を簡略化する素子です。
Driver-N
は純粋なデジタル制御用のインバータドライバです。
入力端子はなく、出力信号はPRC
などのsetparam
関数で設定しそのままインバータドライブ信号電圧となります。
各相にハイサイド出力とローサイド出力の二つの出力があり、合計6個のスイッチをドライブする信号を出力します。
ハイサイド信号とローサイド信号は絶縁されており、ローサイド信号のマイナス端子は各相共通となります。
Driver-N
は主にSRM
で使用します。
出力信号名は以下のようになります。
-
ハイサイド信号名:a相、b相、c相の信号名はそれぞれ"Sha","Shb","Shc"である。
-
ローサイド信号名:a相、b相、c相の信号名はそれぞれ"Sla","Slb","Slc"である。
Example
素子シンボル"DRV"を持つDriver-S
のa相ハイサイドドライブ信号に信号値Vha
を設
定する場合、制御プログラムは以下となります。
setparam("DRV.Sha", "Value", Vha);
端子
端子 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
Pa1,Pb1,Pc1 | 各相のハイサイドドライブ信号プラス端子 | 後述する各相のハイサイドドライブ信号マイナス端子との間にハイサイドドライブ信号電圧[V]が出力されます。 例えばa相のハイサイドドライブ信号電圧[V]はPa1とPa2の間に出力されます。 |
Pa2,Pb2,Pc2 | 各相のハイサイドドライブ信号マイナス端子 | ハイサイドドライブ信号プラス端子との間に各相のハイサイドドライブ信号電圧[V]を発生させる端子です。 |
Pa3,Pb3,Pc3 | 各相のローサイドドライブ信号プラス端子 | 後述する各相共通のローサイドドライブ信号マイナス端子との間にローサイドドライブ信号電圧[V]が出力されます。 例えばa相のローサイドドライブ信号電圧[V]はPa3とPg4の間に出力されます。 |
Pg4 | 各相共通のローサイドドライブ信号マイナス端子 | ローサイドドライブ信号プラス端子との間に各相のローサイドドライブ信号電圧[V]を発生させる端子です。 |
パラメーター
パラメーター | 内容 | 単位 | 入力範囲 |
---|---|---|---|
Symbol | シンボル | - | - |