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Simulink接続器[SLC]

Location : Modulator/SLC

外形

SLC1

説明

SLCはSCALEの回路をMATLAB/Simulinkと連携させシミュレーションを実行するための接続器です。

オプションとしてアクティブ(Active)を選択できます。

プログラマブル素子言語文法で示される表記法を用いて、プログラムを記載することが可能です。

SLCの設定周波数について

SLCの設定周波数はSCALEのメイン周波数を超えて設定することは出来ません。

SCALE_CONNECTと接続する場合

Simulink上のSCALE_CONNECTと接続する場合は、SLCのプログラムに以下の様に記述し、入力と出力を定義します。
次にFreqをSimulink上のSCALE_CONNECTブロックの動作周波数と同じ値に設定してください。

プログラム例
SLexport(n,Value);  
SLsync();  
Value=SLimport(n);

関数について

関数 内容
SLexport(n,value) SCALE_CONNECTのn番目の出力ポートに対し、valueを設定する関数。nは1から始まる整数、valueは任意の変数。
SLsync() SCALE_CONNECTとの同期をとる関数
SLimport(n) SCALE_CONNECTのn番目の入力ポート値を返す関数。nは1から始まる整数。

その他の関数についてはプログラマブル素子言語文法をご覧ください。

SLC内の変数値の取得方法

SLC内の変数は次のように記載することで取得することができます。

シンボル名"SLC1"のSLCブロックの変数xを取得する場合

var("SLC1","x") //SCALE ver1.4.2移行対応

または

var("SLC1.PRC","x")

シンボル名"SLC1"のSLCブロックの変数yに値valを設定する場合

setvar("SLC1","y",val) //SCALE ver1.4.2移行対応

または

setvar("SLC1.PRC","y",val)

パラメーター

パラメーター 内容 単位 入力範囲
Symbol シンボル - -
Freq 設定周波数 Hz Freq > 0

Simulinkとの連携時に発生するエラーはSCALE_CONNECTに関するエラー対処方法を参照してください。

参考

プログラマブル素子言語文法