What’s New
Scideam のアップデートに関する詳細を記載しております。
目次
Scideam Ver.2.11
Date: 2024.11.26(予定)
JMAG-RT®と連成解析
株式会社JSOLの開発する電磁界解析ソフトウェアJMAG-RTと、サイディームを連成解析させることも可能です。
設定は簡単。プラントモデル(rttファイル)をサイディームのモーター素子のパラメーターに指定するだけです。
※Motor Paletteが必要
インバーターの損失解析も可能
損失解析オプションPower Paletteと合わせて利用することで、モーター動作時のインバーター損失も解析できます。
もちろん、全自動一括解析です。既存ツールでは困難だった上流工程での詳細な損失解析を実現します。
※Motor Palette、Power Paletteが必要
Scideam Ver.2.10
Date: 2024.10.1
モーターのサポート
モーターに対応した素子が追加されました。
※Motor Paletteが必要
追加素子でより解析を簡単に
より柔軟で高度な解析を簡単に実現するため、さまざまな素子が追加されました。
データシートのグラフを数値化
追加された補助ソフトCCTracerで系列をトレースすることで、対数グラフの読み取りもスムーズに行えます。
Scideam Ver.2.8
Date: 2023.11.28
GaNとSiC素子の追加
GaNとSiCに対応した素子が追加されました。これにより高性能な電源回路解析が可能となります。GaN素子とSiC素子にはそれぞれケルビンソース端子が備わったタイプも用意されており、寄生インダクタンスを考慮した損失改善アプローチの検討が可能です。
FET型番からパラメータをインポート
従来手作業でデータシートから入力していたFETのパラメータですが、型番を指定することで素早く入力できるようになりました。バージョン2.8ではInfineon Technologies製:904種類と、Rohm製:479種類の合計1,383種類のFETを取り揃えました。
フットプリント削減
ソフトウェア構成の見直しにより、フットプリントが大幅に削減されました。インストーラのサイズが約140MB削減され、さらに起動時のメモリ消費量も削減されました。
Scideam Ver.2.7
Date: 2023.8.8
画像ブロックとNot素子の追加
任意の画像を回路エディターに表示するImage Blockと、論理を反転するNot素子が新たに追加されました。
磁束密度を出力変数に追加
インダクタと相互トランスの磁束密度を出力変数として指定できるようになりました。
回路操作の改善
Shiftキーを押しながらドラッグで素子を配線から外して移動することができるようになりました。また、右クリックしながらドラッグで交点を生成して配線から配線を引くことができるようになりました。
Scideam Ver.2.6
Date: 2023.3.6
FFTの追加
Eschartの時系列グラフに対してFFT解析を行う機能が追加されました。シミュレーション結果や計測器からインポートした実験結果など、机上・実機を問わず同時にFFT解析の対象とすることができます。もちろんサンプリングレートが異なるデータであっても可能です。
True RMSの追加
Waveform解析を実行するとデータのサンプリング間隔が不等間隔になる場合があります。このような時間間隔が不均一な時系列波形に対しても正しいRMSの値を表示するため、True RMSが追加されました。
Scideam Ver.2.5
Date: 2022.11.11
回路ブラウザの追加
編集中の回路ファイルが参照しているスクリプトや周波数情報などを一覧可能な、回路ブラウザが追加されました。スクリプトファイルとルックアップテーブルファイル、グローバル変数ファイルは、ブラウザ上で項目をダブルクリックすることで即座に読み込み可能です。
出力変数演算機能
素子の出力変数同士で四則演算を定義する機能が追加されました。素子の電流電圧を掛け算して電力の時系列データを確認したり、直列に接続された複数の素子の合計電圧を計算することができるようになります。
すばやく作業を開始
Get Startedウィンドウが追加されました。各種ファイルの新規作成と、最近開いたファイルへのアクセス操作時間が短縮され、すばやく作業を開始することができます。
さらに回路ファイル(*.scicir)に対してScideamを関連付ける機能が追加されました。これにより、ファイルをダブルクリックして素早くScideamにファイルを読み込ませることができるようになります。
Scideam Ver.2.4
損失解析オプションPower Palette追加
Date: 2022.7.29
全自動解析
Scideamの損失解析は、解析区間を自動判定し、スイッチング損を自動分解、さらに、システムに含まれる全ての素子の損失を解析し、すべての構成要素に対して損失を一覧表示します。
全損失リストアップ
回路を構成する素子、その全ての損失を全て計算し、一覧で表示します。各素子の内部構造も分解することで、トランスのコア、一次・二次巻線スイッチング素子のスイッチ、ボディダイオードなど回路の弱いところが一目でわかります。
スイッチング損分析
Scideamはスイッチングのターンオン、ターンオフを表現する独自の詳細スイッチモデルを採用することで、高速にスイッチング損失を解析することができ、それぞれの損失を分解して一覧表示することが可能です。
Scideam Ver.2.0
Date: 2022.3.28
UIの刷新
回路作成からシミュレーション解析、データ出力までのワークフローをすべて見直し、UIを刷新しました。
作業に合わせてより最適化できるUIになりました。また、各種操作の高速化により快適性が向上しています。
Sweep解析の追加
パラメトリックスイープ機能に対応しました。
時系列解析結果と、スイープパラメータを用いたXYプロットの結果の二つを同時に出力することで回路の特性を検討しやすくなります。
エラー検出強化
回路エラーやシミュレーションエラーなどを詳細に判定する機能を追加しました。
エラー発生後、対応のヘルプページを表示させるため、ユーザー自身で問題解決を行いやすくなります。
※会社名、各製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
※Scideamは株式会社スマートエナジー研究所の登録商標です。